生命力溢れる滝桜
樹木は外側から中心に向かえば向かうほど古く、逆に中心から外に向かうほど新しくなるものです、よく子供のころ椎茸の原木の伐採についていき切り株の年輪を数えたり、年輪の幅で育ち具合みたり、方角や日照による育ちの違いなどを年輪で見ることで木の歴史とゆうか生育なんかを見ていたものです。
年輪で木の歴史なんかは全て分かるものだと思っていたのですが・・・・
1000年を超すと言われている三春の滝桜は通常とは逆に木の中心の方が若いのです、戦後すぐのころには根もとに子どもたちが入れる大きな洞がありそのなかで遊んでいたと言う話なのです、そのうちに洞の中から多くの気根が伸びてきて空洞の中で成長していくなかで洞の空間を埋めて古い形成層とも一体化してしまい通常では考えられない年輪の構成になっているのです、ことを知ったときからその神秘の生命力に溢れる桜を是非とも一度は一目見てみたいとおもっていました。
念願かなって今日、朝4時起きで振替休日で学校が休みの子供たちを連れて家族みんなで行ってきました。
平日の早朝だったこともあって渋滞もなく、駐車場も近くにとめることが出来ました
駐車している車のナンバーを見ると皆さんかなり遠くからいらしゃってるみたいです。
滝桜は8分咲きとのことでしたが、流石に圧倒的な迫力でした
早朝の空いてる時間に気根によって再生した部分をじっくりと観察、ゆったりと長寿の神秘の桜をみることができました、滝桜の気根による樹勢回復と同じ理屈でぶどうの樹勢を回復する方法がぶどうでもいくつかありその考えが改めて間違ってはいなかったことを圧倒的な存在感の桜が語ってくれているようでした。
滝桜を見た後は不動桜、紅枝垂地蔵桜、伊勢桜、五斗蒔田桜を見てきました
滝桜の娘と言われる紅枝垂地蔵桜はまだ咲きはじめでしたが、こちらも素晴らしかったです
臨時の売店で桜の苗木を購入しました、接ぎ木苗と実生苗を当然実生の苗は形質に振れがあるのでそこは育種かとしての血がざわざわと騒ぐので多くの苗からこれはとゆうものを購入、じっくり選んだだけあっていいのをえらんだね~と売店のおじさんに褒められました(^_^;)。実生の苗はそれぞれに個性があって見ていて面白いです、そのうち桜の育種もなんて巨木を見てついつい夢をみたり・・・・
更に帰りにも須賀川、石川、棚倉、矢祭と桜の巨木をいくつか見てきました、桜の季節の福島県を満喫した一日でした。